首切り地蔵
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首切り地蔵
首切り地蔵

江戸時代、この地域では処刑が行われていたとされ、多くの人々が橋の上で首を切られたという悲しい歴史があります。その後、近くの川で首の部分が切断された状態の地蔵菩薩像が発見されました。地域の人々は、この地蔵菩薩像が処刑された人々の怨念を受けて首が切られたのではないかと考えました。

寺院に安置された後、不思議な現象が起き始めたといいます。特に夜中、橋の上を歩く人々の前に、首のない地蔵が現れるという噂が広まりました。しかし、この地蔵の出現は、悪意を持った者に対してのみだったと言われています。

地域の古老たちは、この地蔵菩薩は処刑された人々の無念を受け止め、その魂を慰めながら、同時に新たな悪事が起きないよう見守っているのだと語り継いでいます。現在でもこの地蔵菩薩像は、地域の人々から特別な存在として大切に祀られているそうです。

ある意味で、この地蔵菩薩像は、悲しい歴史を持つこの地の守り神として、人々の心の中に生き続けているのかもしれません。

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