新宿駅のホームでは、深夜になると「顔のない人影」が目撃されるという不気味な噂が広がっています。この人影は無言でホームに佇んでおり、遠目には普通の人に見えますが、近づいて顔を確認しようとすると、目や口などがまったくない「のっぺらぼう」のような姿だと気づくのです。特に怖いのは、この人影と目が合った瞬間、まるで意識を感じ取ったかのようにこちらに向かってゆっくりと歩き出すことです。しかし、怖くなって振り返りながら逃げると、いつの間にかその姿は消えてしまい、後には冷たい風だけが残るといいます。目撃者の中には、この影を見た夜は悪夢に悩まされるという人も多く、駅のホームでのこの怪現象は今も語り継がれています。地元では「未練を抱えた魂が迷い続けているのでは」と恐れられています。